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ユニバーサルな企業

定年のない雇用形態で
高齢者の縫製技術を生かす

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創業約60年。高齢者や女性が働きやすい職場として平成19年度(財)兵庫県雇用開発協会理事長表彰を受けました。
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社員旅行の演芸大会。工場対抗で出し物を披露し、職場のチームワークを競います。
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畳み上げた時のシルエットが美しい“ステップシェード”など新しい手法も開発(特許出願中)。

廣田縫工株式会社

 西脇市をはじめ県内に4つの工場を持ち、各種カーテンやインテリア製品の製造販売を手掛け、快適空間を提案する廣田縫工株式会社。その屋台骨を支えるのが、従業員の9割近くを占める女性たちです。定年をなくし、熟練の縫製技術を生かすことにより機動的に。工場には毎日、ミシンが刻むリズミカルな音が忙しく響いています。

 布の裁断に始まり、幅継ぎ、両脇のすくい縫い、裾上げなど、女性従業員は1人約2台のミシンを掛け持ちしながら製造ラインを分担します。30歳代から最高齢は71歳まで、平均年齢は50歳を超え、勤続30年、40年といったベテランもたくさんいます。

 「この仕事は高い技術力が求められますから、定年制は敷いていません。自分で判断しながら働けるまで働いてもらいます」と話すのは、代表取締役社長の廣田千代さんです。自身も80歳を超えてなお、社員約160人の陣頭指揮に当たっています。

 勤務は午前8時半から午後5時までが基本。しかし、この業界は繁忙期とそうでない時期とがはっきりしており、忙しい時はみんなが一致団結し、夜遅くまで残業して乗り切ります。

 「とてもチームワークのいい職場です。家にいるよりも会社に来た方が楽しいので、体の続く限り頑張りたいと思っています」と勤続40年の大ベテラン、井上多紀子さん。個々の技術力に頼る一方で、省力化や新製品開発をめざした設備投資にも積極的で、実用新案登録や形状記憶、超音波加工など常に新しい手法にチャレンジ。「次々に新しい技術を覚えないといけませんが、その分、やりがいがありますね」

 従業員が元気で楽しく働き続けられるように健康管理や福利厚生も充実しています。年1回の健康診断はもちろん、インフルエンザの予防接種も全員が対象です。また、社員が最も楽しみにしているのが毎年6月の社員旅行。工場対抗の演芸大会は、専門の縫製技術を生かし、手作りの衣装を用意しての歌や踊りで大いに盛り上がります。

 「今後の課題は、20歳代、30歳代の人材の確保」と廣田さん。若手のパワーとベテランの技術、その両面から多種多様な市場ニーズに対応し、「常にお客さまに満足していただける商品を提供していきたい」そうです。

廣田縫工株式会社
本社 西脇市板波町548-1
電話0795(22)3329  ファクス0795(23)6264
http://www.hirotahoukou.co.jp/